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巨大樹と湖

工房画房
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こんにちは、工房画房 一点物工芸師の甕邨(ようそん)です。

今回は、ポストカードより少し大きいサイズのキャンバスボードを使用して新たなイラストを描き始めました。このサイズ感は取り回しが良く、気軽に取り組むのに最適です。ただ、細部にこだわりすぎると作業が長引いてしまうこともあります。

1. 初期段階の進捗

まずは軽く下描きを入れて、背景の空と水面をざっくりと色分けしました。この段階では、まだ完成イメージが曖昧な状態なので、色の配置やバランスを調整しつつ進めています。背景の空はグラデーションを意識して描き込み、水面の反射部分も自然な流れになるよう工夫しています。

2. 中盤の描き込み

暗い色を取り入れると、画面全体の印象が一気に引き締まります。この段階では、山や木のディテールを追加し、遠近感を強調するために陰影を入れました。特に木の葉や水面の光の反射は、何度も描き直しをしながら調整しました。この部分は時間がかかりましたが、納得できるまで作業を繰り返すことで、よりリアルな質感に近づけることができました。

3. 最終仕上げ

最終段階では、細かなディテールを描き込み、全体の色合いを調整して完成形へと近づけました。背景の山と木をバランスよく配置し、水面の反射や光の表現を強調することで、立体感のある構図に仕上がりました。

使用した素材と工夫

今回の作品では、アクリル絵具を使用しました。乾きが早い特性を活かしつつ、レイヤーを重ねていくことで、深みのある色彩を実現しています。また、途中で色を追加しながら修正する「描き足し」の手法を多用しました。これにより、完成形が自然に浮かび上がるような感覚で作業を進めることができました。

気づきと反省点

小さなキャンバスは取り回しがしやすい反面、細部を描き込む作業では制限が多いと感じました。特に、暗い色を使いすぎると全体が重たい印象になりがちなので、今後は明るいトーンのバランスにも気を配りたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回の更新もどうぞお楽しみに!